●商品は全て豆のままでご用意しております。

風味
グアテマラとインドネシアを強めの深煎りにして、重くゆっくりと流れるロースト香と、ビターチョコレートを思わす風味を印象的に愉しめる様に仕上げました。薄明を情緒で味わう為の深煎り。ミルクを加えてカフェオレにするのもオススメ。


ブレンド内容
グアテマラ産　フェラデルフィア（WASHED）：60%
インドネシア産　マンデリン　ビートル（WET HULLED）：40%

毎年、「芯まで冷える冬に寄り添えるような深煎りを」と継続しているフレーバー“ノスタルジア”。今季は、グアテマラのフリーウォッシュドとインドネシアのマンデリンを6対4の割合で作りました。グアテマラの持つ、チョコレートのようなニュアンス。今年はブルボンに加え、ビジャ・サルチも少し加わっているせいか、カカオっぽい輪郭がアクセントになって凛々しい印象です。インドネシアの炙ったハーブ感と、土っぽさは、このブレンドに欠かすことのできない要素で、郷愁感を誘うフオリエンタルなレーバーとなっています。また、マンデリンを深く焙煎した時の力強さも、重心の低い安定感を感じさせ、味作りの時に大切にしているポイント。

焙煎のスモーキーさはもちろん、綺麗な苦味と、できるだけ深いところまで届くような味をイメージして焙煎しました。この深煎りを味わうには、寒さも大切な要素で、湯気の立ちこめる中味わうと、一層深煎りの魅力に近づけると思います。

薄墨に包まれるようなこのコーヒーは、タルコフスキーの映画「ノスタルジア」（83）から着想を得ています。毎年いろんな角度からオマージュしているので、映画のシーンを思い浮かべながら味わうのもおすすめです。