●商品は全て豆のままでご用意しております。

風味
カモミールの芳香に、ライムを思わす爽やかさ。洋梨の印象、シルキーな質感、光沢のある余韻が眩く広がります。

生産国｜コロンビア
地域｜ウィラ県、ピッタリート、ブルセラス
生産者|オスカー・フェルナンド・エルナンデス
農園｜ロス・ノガレス
区画｜エル・グアモ
標高｜1,750m - 1,800m
品種｜ブルボン・ピミエンタ
生産処理｜ナチュラル
ロースト｜ミディアムロースト
風味｜カモミール、ペア、ハニー、ブリリアントアシディティ、シルキー

詳細
Grand Reserve は、ロス・ノガレス農園における各品種が持つ、ポテンシャルの頂点を目指す特別なロット。収穫の最盛期に完熟したチェリーだけを手作業で収穫し、生産量は全体のわずか10％に限られます。品種の個性とテロワールの魅力を体現することを目的とした、祝福されるべきロットなのです。

ブルボン・ピミエンタが育つエル・グアモは、山の急斜面に位置する小規模な区画で、約4,000本の樹が植えられています。この区画で収穫されるロットは、毎年明るく複雑な果実味が特徴です。生産された約4,000kg は目的に応じて3つのロットに分類され、その中でも Grand Reserve は、収穫期のピークに最も熟度の高いチェリーのみがセレクションされます。

収穫後は処理水による洗浄や密度選別を行い、理想的なチェリーだけを選びます。その後、24時間の発酵によって豊な甘さと芳香が引き出されます。発酵後の豆は、光を避けたダークルームで温湿度を管理しながらゆっくり乾燥させ、香りの成分を守りつつ長期保存に適した水分値まで整えられます。

Grand Reserve は、農園の丁寧な作業と積み重ねてきた技術によって生み出される、誠実で意欲的なロットです。

現在オスカーさんが中心となって営むロス・ノガレス農園は、2005年に初めて開催されたコロンビアCOEで初代チャンピオンになった農園です。当時のオークションでこの農園の優勝ロットを落札したのがバイヤーである丸山健太郎さんでした。この落札をきっかけにして、丸山さんはコロンビアのトップ・オブ・トップのコーヒーを買い付けるようになりました。2013年にオーナーだたオスカーさんのお父様であるリカウルテさんが強盗に襲われて亡くなり、農園を継続するのか売却するか、何度も家族会議が行われました。現在はオスカーさん、お母様のスルデリーさん、オスカーさんの姉妹が農園を継ぎ、コーヒー生産を続けられています。リカウルテさん亡き後、オスカーさんとスルデリーさんは高品質コーヒーの生産に今まで以上にフォーカスすることを決め、環境に与える影響が少ない水洗処理設備を新たに導入しました。オスカーさんたちはコーヒー作りにおいて日々向上を目指し、根気強く仕事に取り組んでいます。